水星磁気圏探査機みお

ABOUT MERCURY

見た目は月にそっくり

水星の見た目は月とよく似ており、クレーターに覆われた地形を持っています。しかし、月では見られない水星特有の地形も多く発見されており、それらがどうやって作られたのかまだ謎が多く残されています。

水星
月:NASA/Goddard/Lunar Reconnaissance Orbiter

昼と夜の温度差が600℃

水星は太陽系の惑星の中で一番内側を公転しており、地球の10倍以上強い日光を浴びており、昼の表面温度は約430℃にも達します。一方、地球のような分厚い大気をもっていないため夜側では熱が宇宙空間に逃げてしまい、約−170℃まで冷えてしまいます。昼と夜の温度差が約600℃もある過酷な環境の惑星です。

約430℃約-170℃
温度差が約600
5004003002001000-100-200℃

NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington

小さくてもズッシリ重い

地球と同じく岩石でできた惑星で、その大きさは太陽系で最も小さく地球の半分以下(半径2,440km)しかありません。しかし地球とほぼ同じ密度をもっており、内部には惑星半径の3/4にも及ぶ大きな鉄のコアがあると考えられています。

水星4,880km5.43g/cm3
金星12,104km5.24g/cm3
地球12,756km5.52g/cm3
3,476km3.34g/cm3
火星6,787km3.93g/cm3
直径密度

火星:NASA/JPL-Caltech/USGS 地球:NASA 月:NASA/Goddard/Lunar Reconnaissance Orbiter

地球と同じく磁場がある

地球と同じように水星にも磁場があり、その強さは地球の約1/100です。惑星で磁場が作られるには内部のコアが溶けて流動している必要があると考えられており、最も小さく冷え固まりやすい惑星である水星になぜ未だに磁場が存在しているのかは大きな謎となっています。さらに、磁気赤道が水星半径の5分の1も北側にシフトしていることがわかっており、そのメカニズムはわかっていません。

コア
磁気赤道

水星の基本データ

水星
平均公転半径0.39 AU
自転周期約55日
公転周期約88日
1日の長さ約176日
データ
平均公転半径
自転周期
公転周期
1日の長さ
地球
平均公転半径1 AU
自転周期約24時間
公転周期約365日
1日の長さ約24時間
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